生の声から読み解く訪問看護のやりがい|Houkan+
sponsored by StarQケア株式会社
スターク訪問看護ステーションの
公式採用サイトを見る
スターク訪問看護ステーションの
公式採用サイトを見る
生の声から読み解く訪問看護のやりがい|Houkan+ » 訪問看護師の転職STORY|失敗事例も紹介 » 訪問看護の認定看護師が答える|現場での知識の活かし方や取得後の変化

訪問看護の認定看護師が答える|現場での知識の活かし方や取得後の変化

このサイトはStarQケア株式会社をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

Tさん
病気のことを深く理解しているから
ご利用者様にも、ご家族様にも寄り添える
お名前:Y・Tさん(40代)
前職:救急病棟(3年)、ICU(1年)、脳神経外科病棟(8年)
趣味:飼い猫と過ごす時間

「患者様やご家族様に根拠のある説明をしたい」そんな思いで、病棟看護師時代に認定看護師の資格を取得したTさん。訪問看護師に転職をしてからも、認定看護師としての知識が活かせていると話すTさんに、これまでの経験や取得後の変化を詳しくお話いただきました。

目次

「根拠ある説明がしたい」と
思い認定看護師の資格を取得

看護師としての経歴を教えてください。

病院の救急病棟で3年、ICUが1年、脳神経外科病棟で8年勤務経験があります。訪問看護師としては6年間働いています。

認定看護師を取得されたのは、いつ頃ですか?

病棟看護師として働いている時に取得しました。気づけばもう10年以上経っています。

認定看護師の資格を取得したきっかけは何でしたか?

新人時代に脳神経疾患による麻痺や失語などの症状の出方が人によって違うことに疑問があり、興味を持ったことが始まりです。手足が全く動かない人もいれば、後から少しずつ動くようになる人もいるんですね。本当に症状は人それぞれ色々あるんです。

その後は脳神経外科病棟への配属となったのですが、患者さんの症状に対して根拠がある説明ができないことは失礼だなと感じ、「もっと患者さんやご家族様に根拠のある説明がしたい」と思ったことがきっかけで認定看護師を取得しました。

Tさんの看護に対する熱い想いが伝わってきました。

ありがとうございます。私たち看護師は、患者さんに向き合える時間は8時間と決まっていますが、患者さんやご家族様は365日病気と向き合っています。せめて、限られた時間の中では「患者さんやご利用者様のためになることを100%責任をもってやり遂げたい!」と思っています。

症状に対する理解が深まり、
患者さんのペースに
寄り添えるようになった

認定看護師の資格を取得して身に付いた知識やスキルを教えてください。

脳卒中リハビリテーション看護というコースがあったのですが、脳の解剖生理や機能局在について学ぶ中で、多様な後遺症が出現する理由に対して理解が深まりました。また、脳卒中サバイバーの方に対して根拠に基づいた看護ケアや、必要なケアが不十分な高次脳機能障害の方への理解が深まり、ケア方法についても学べました。

そこで得た知識やスキルは、訪問看護の現場でどのように活かしていますか?

看護の仕事をしていると、病名や症状名を説明できないことが多いんです。それでも、解剖生理をきちんと理解できていれば、根拠に基づいてご利用者様の症状を観察できたり、ご利用者様の希望を汲み取れたりすることは、訪問看護の現場でも凄く役立っていますね。

具体的に認定看護師としての知識が役立った経験談はございますか?

例えば失語を含む高次脳機能障害や認知機能低下がある方の場合、自分の意見をうまく伝えられず、十分なICや本人の希望がないまま周囲が今後の生活を決めてしまうケースもあります。

そのような場面でも、自分の知識をもとに医療・福祉関係者に高次脳機能障害への理解を促し、本人の希望を汲み取りながら、希望に沿った生活を送れるよう支援できたことは、認定看護師の勉強を通して学んだ知識が役立ったと感じています。

反対に、認定看護師ならではの苦労を感じたことはありますか?

認定看護師そのものの認知度が低いので、ご利用者様やご家族様、ケアマネジャーさんから「すごいことをやってくれそう」という印象を持たれる場合もあり、正直プレッシャーは感じますね。

ただ、認定看護師だからといって1人で何でもできるわけではないので、一看護師としてご利用者様やご家族様を少しでもサポートできるよう、他職と連携して日々研鑽するしかないと考えています。

「ご利用者様に合わせた看護を提供できること」

訪問看護のやりがい

Tさんが思う、「訪問看護のやりがい」を教えてください。

竹川さんの仕事風景
提供画像

病院は治療が目的ですが、訪問看護は在宅での生活をサポートする役割があります。100人いれば100通りの看護方法があるので、ご利用者様やご家族様にとってベストな選択は何かを他職の人とも話し合い、色々な方法を試すようにしています。

制限の中ではなく、数ある選択肢の中からご利用者様の希望を汲み取り、人生をサポートできることは訪問看護ならではのやりがいだと感じています。

実際に訪問看護師としてのやりがいを感じられた、ご利用者様とのエピソードはございますか?

以前、麻痺で足の感覚がなく、室内ではなんとか車椅子で生活できている方がいました。ある日、巻き爪が皮膚に刺さってしまったことがあったんですが、ご本人は痛みを感じられず症状の回復が難しい状況でした。

その中でも、ご利用者様との信頼関係の構築や丁寧な説明を繰り返し、一生懸命ケアを続けたことで綺麗な状態に回復できたことがありました。

訪問看護師としてすごくやりがいを感じられた経験でもありましたし、ケアを続ける中で訪問看護において、この分野は介入が遅れているという気づきや学びを得られました。

認定看護師の知識は、
地域医療、ご利用者様
そして自分の成長に役立つ

今後の目標はありますか?

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師として、脳卒中の後遺症があっても最期まで自宅で安心して暮らせる社会づくりを目標にしています。

また、いつまでも健康でいるための足作りとして、メディカルフットケアの領域に知見を広げていきたいと考えています。

認定看護師として訪問看護の分野に挑戦したいと思っている方にメッセージをお願いします。

認定看護師コースは解剖生理学を基本に、各分野の専門的で高度な知識や技術を学ぶことができ、そこで得た知識は必ず皆さんの大きな力になります。日々の研鑽も必要ですが、自身の学びを周囲に広げることで地域医療の質向上にも繋がります。

また、訪問看護は病棟看護にはない大変さもありますが、訪問看護でしか感じられないやりがいがとても大きいので、一歩を踏み出すか迷っている方は、一度挑戦してみると看護師としての視野も広がると思います!

監修
スターク訪問看護ステーション(StarQケア株式会社)
スターク訪問看護ステーション採用サイトの
引用元:スターク訪問看護ステーション公式採用サイト
(https://www.recruit-star-q.jp/)

働きながら、認定看護師資格の
取得を目指せる!

スターク訪問看護ステーションは、東証プライム上場H.U.グループの一員のため、運営母体が大きく初めて訪問看護に転職する方も安心してチャレンジできる教育体制が整っています。
また、働きながら認定看護師資格の取得を目指せるよう、学費や通学サポートを支援してくれる環境が整っています。

他のインタビュー記事を読む
  • Kさん
    12年のブランクを経て
    夢だった訪問看護師に挑戦!
  • 井上様の写真
    オンコールと子育ての両立を実現
    「この環境だから続けられている」
  • 大福様の写真
    「病棟看護師を辞めたい」
    と悩んでいた私が選んだ道
  • 小野様の写真
    訪問看護のマネジメント業務とは。
    現場経験者がやりがいや苦労を語る