訪問看護師の給料
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全国の訪問看護師の平均年収は約389万円で、月給に換算すると32万円程度です。初任給は20万円程度が相場で、アルバイトやパートでは平均時給が1,460円、派遣社員では1,976円となっています。
正社員の年収分布では371〜444万円の水準が多く、全体の給与幅は297〜883万円と、広い範囲にわたります。地域別では、関東地方が最も高く、東京都の平均年収は436万円※となっています。
訪問看護師の平均月収は約36万円である一方、病棟看護師の平均月収は約38万円※となっています。
平均月収だけで見ると、訪問看護師は病棟看護師に比べて約2万弱低いことになります。ただ、訪問看護には夜勤がないということを考えると、一概に訪問看護の給料が低いと言い切ることはできないでしょう。
オンコール手当は、夜間や休業日の緊急事態に対応できるよう待機する勤務形態に対して支給される手当をさします。相場は1回あたり1,000〜3,000円※で、多くの事業所で月に4〜8回ほど担当する場合が多いです。
夜勤の代わりにとっている体制であることが多く、比較すると身体的負担が少ないと思われがちですが、待機時の緊張による精神的ストレスや緊急訪問翌日の通常勤務が体力的に負担となる場合もあるため注意しましょう。
オンコール当番の日に、緊急訪問を行った場合、緊急訪問手当が支給されます。
これはオンコール手当とは別で、相場は60分あたり2,000〜5,000円※が相場です。事業所によって支給額が異なります。
一部の事業所では緊急訪問手当が支給されない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
オンコール1回あたりの手当は前述した通り、1,000円から3,000円が相場であるため、回数を増やすことで手当が積み重なって、月々の給料が上がる可能性があります。
利用者から連絡がない場合は業務が発生せず、自宅待機で普段通りの生活を送ることができますが、行動の制約と精神的なストレスのリスクがあるため、オンコールの回数を増やしすぎないように気をつけましょう。
資格を取得すると、給料アップが期待できます。
訪問看護ステーションが求める資格であれば給料アップに繋がりやすいため、働いている訪問看護ステーションがどの分野に特化しているのか、またどのよう疾患を持つ利用者が多いのかを把握し、必要な資格の取得を目指しましょう。
訪問看護ステーションの管理職になるための条件は、大きく分けて3つあります。
1つ目は、看護師または保健師の資格を持っていること
2つ目は、専従かつ常勤で勤務できること
3つ目は、医療機関で一定期間以上の勤務経験があること
です。
管理職になると事業の経営も行うため、努力次第で大幅な給料アップが期待できます。
大規模な看護ステーションやグループ化された施設で働くことも、給料アップの方法の一つ。規模が大きい施設は小規模な施設よりも給料が高い傾向があります。ですが、訪問看護ステーションの53%は職員が5人未満の小規模な事業所です。
そのため、経営が安定している大規模な病院を選ぶと給料アップが期待できるでしょう。
訪問看護と病棟看護の月収を比較すると、病棟看護の方が若干高い傾向にあります。ただ、病棟看護の場合は夜勤の勤務時間も含まれています。
訪問看護の場合も、オンコールに入るの回数や管理者になるなど、月収を上げていく方法は沢山あるので、「一人の患者さんにもっと寄り添いたい…」という悩みを抱えている方は、ぜひ訪問看護のやりがいも確認したうえで、検討してみると良いでしょう。
訪問看護では、複数の疾患を持つ利用者や終末期の利用者などに幅広いケアを提供します。
急変時の対応や主治医・家族への連絡など迅速な判断が必要です。さまざまな価値観に柔軟に対応し、自宅でのケアでは手軽に手に入るものを工夫して代用するなど、看護ケアには、柔軟な対応力が不可欠です。
1人で利用者宅を訪問しケアを行うことが多い訪問看護師ですが、困難な課題に直面することも多々あります。そのためすぐにステーション内のスタッフに相談し、定期的なカンファレンスや雑談などを通じた報連相が大切。
また、医師やケアマネジャーと連携し、利用者の療養生活を支援する際の報連相は電話やメールなので、外部との電話対応にも慣れる必要があります。
訪問看護では、利用者やその家族とのコミュニケーションが重要です。信頼関係を築き、利用者の希望や思考を理解することで、質の高いケアを提供することができます。
訪問時間内に評価を行い、次回訪問までのケアを計画するためにも、コミュニケーションスキルは欠かせません。