訪問看護に向いてる人・向いていない人
このサイトはStarQケア株式会社をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
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訪問看護は利用者の生活に寄り添い、一人一人にじっくり向き合うことが求められるやりがいのある仕事です。
一方で、柔軟性や主体性が重要であり、病院看護とは異なるスキルが必要です。訪問看護に向いている特徴と向いていない特徴を知り、自分に合った働き方を見つけましょう。
訪問看護では、ご利用者様の生活全体を視野に入れたケアが重要です。病棟看護は治療を優先するのに対し、訪問看護は生活の支援と維持が中心となります。
訪問時間は30分〜90分程度の場合が多く、訪問時間内は一人のご利用者様やご家族様とじっくりコミュニケーションを取ることができます。
急性期病棟で「もっと患者さんとじっくり向き合いたい」と感じる看護師さんには、訪問看護が向いているでしょう。
訪問看護は、基本的に日中の勤務が中心です。子育て中の方や持病がある方など、生活リズムが整っている生活がしたい方にとっては、働きやすい環境であるといえます。
ただし、訪問看護はオンコール対応が必要な場合もあり、緊急時には夜間でも対応が求められることがあります。そのため、求人を探す際には、オンコールの有無や頻度を確認するとよいでしょう。
訪問看護では、ご利用者様やご家族様と良好な関係を築くことが重要です。良いケアを提供するためには、相手を理解し、信頼関係を築くことが必要だからです。
一般的に数日から数週間である入院期間の患者と関わる病院勤務とは異なり、訪問看護は利用者と長期間関わることが多いです。人とコミュニケーションをとるのが好きな看護師さんは、より訪問看護が向いていると言えるでしょう。
訪問看護では、ご利用者様にとって何が必要であるかを自ら考え、看護ケアを立案する自発性・主体性が求められる仕事です。訪問先でのケアは基本的に1人で行うため、他のスタッフのフォローを待つことなく自己判断が必要とされる場合もあります。
ご利用者様やご家族様、ケアマネージャー、主治医から情報を収集し、自ら考えて行動できる能力が重要です。
在宅という環境では、病院のように道具が揃っていない場合があります。
例えば血糖測定やインスリン注射の手技のチェックなど、ご利用者様自身による管理が求められることがあります。時に打ち忘れなどの失敗がないとは言えません。
そういったトラブルが起きた際には、病院のような管理体制や医療機器がない状況でどう対応するか、臨機応変な対応が求められます。
訪問看護は、ご利用者様のご自宅での生活を支援する仕事です。ご利用者様のご要望に耳を傾け、その要望を叶えるためにはどんなケアが提供できるか、自分で考え実行する力が求められます。
正解がないからこそ難しい場面もありますが、「一人ひとりのご利用者様とじっくり向き合い、自宅での生活を支えたい」という思いがある方は、やりがいをもって働けるでしょう。
当メディアでは、現役訪問看護師30名に聞いた、やりがいを感じる場面を紹介しています。ぜひ、合わせてご一読ください。
訪問看護では、大学病院のように先端の治療や医療機器に関わることは少ないです。常に先端医療に関わりたいと思う方は向いていないかもしれません。
訪問看護でも、医療依存度の高いご利用者様への医療処置はありますが、在宅では状態が落ち着いているご利用者様が多いため、ケアが中心となります。
自分なりに、看護に対する強いこだわりを持つと、訪問看護では壁にぶつかることが多いです。
在宅ではご利用者様の価値観や生活に合わせた柔軟な対応が必要です。こだわりが強すぎると協調性が欠けていると見なされることもあります。
多職種との連携が求められるため、協調性がない人は訪問看護に向いていないと言えます。
訪問する自宅の状況は様々です。害虫がいる、ゴミが捨てられていない、タバコ臭が強い、など、衛生的に問題がある環境もあります。
ご利用者様は支援が必要な方が多く、掃除が行き届いていない場合も多いです。そのため、過度な潔癖症の方は、訪問看護は向いていないかもしれません。
訪問看護師は、ご利用者様の状態やニーズに合わせて柔軟に対応する必要があります。必ずしもご利用者様のご自宅の環境が整っているとは限らないため、病院のように完璧な対応ができないこともあります。
予測できない状況や急な変化があった際に、細部にこだわりがちな完璧主義の方は納得できない場面が多いかもしれません。